小児肺炎球菌ワクチン
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更新日:2015年11月30日
肺炎球菌とは
肺炎球菌は、多くの子どもが保菌しているもので、細菌性髄膜炎、菌血症、肺炎、副鼻腔炎、中耳炎といった病気を引き起こすことがあります。
肺炎球菌による化膿性髄膜炎の罹患率は5歳未満人口10万人あたり2.6~2.9人とされ、国内で年間150人前後が発症していると推定されています*。死亡率や後遺症例(水頭症、難聴、精神発達遅滞など)はヒブ(Hib・インフルエンザ菌b型)による髄膜炎より高く、約21%が予後不良とされています。
対象者・接種回数・接種時期・費用
対象者
生後2か月~5歳に至るまでの方
接種回数・接種期間
接種開始時期によって、接種回数が異なります。標準的な接種期間は、①のとおりです。
接種開始時期 | 接種回数 | 接種時期 | ||
---|---|---|---|---|
① | 生後2~7か月に至るまで | 4回(初回3回、追加1回) |
初回:生後12か月に至るまでに、27日以上の間隔をあけて3回 |
|
追加:1歳以降に、初回接種(3回)終了後60日以上の間隔をあけて、生後12~15か月に至るまでに1回 | ||||
② | 生後7~12か月に至るまで | 3回(初回2回、追加1回) | 初回:生後12か月に至るまでに、27日以上の間隔をあけて2回 |
|
追加:1歳以降に、初回接種(2回)終了後、60日以上の間隔をあけて1回 | ||||
③ | 1~2歳に至るまで | 2回 | 60日以上の間隔をあける | |
④ | 2~5歳に至るまで | 1回 |
費用
無料
接種方法
接種場所
区内の協力医療機関で実施しています。
なお、23区内の協力医療機関でも接種することができます。希望される場合は、その区または医療機関へお問い合わせください。
接種当日
予診票と母子健康手帳を、医療機関にお持ちください。
予診票
送付時期
- 初回接種(3回):生後1か月
- 追加接種:生後11か月
予診票がお手元にない方へ
台東区に転入された方や紛失等により予診票がお手元にない方には、申請により窓口または郵便で予診票をを発行します。
※接種時期に合わせて保健予防課から郵送で個別通知しておりますので、通常は申請する必要はありません。
窓口での発行をご希望の場合
台東保健所5階保健予防課または浅草保健相談センターで発行します。お越しの際は、母子健康手帳をご持参ください。
郵便での発行をご希望の場合
下記よりお申し込みください。
※申請からお手元に届くまで1~2週間程度かかります。
台東区外へお引越しの予定がある方へ
台東区外へ引っ越したら、台東区の予診票は使えません。
台東区の予診票を使って接種できるのは、転出日の前日までです(「転出日」とは、台東区を転出後、新住所地で転入届を出す際の「異動年月日」をさします)。
転出日以降は、転出先の区市町村で予診票の発行手続をしてください。
接種にあたっての注意事項
接種が受けられない方
- 37.5度以上の熱がある方
- 重篤な急性疾患にかかっている方
- 今回受ける予防接種によって、またはワクチンに含まれる成分で、アナフィラキシー・ショックを起こしたことのある方
- 医師が不適当な状態と判断した方
接種を受ける際に医師との相談が必要な方
- 心臓病・腎臓病・肝臓病、血液の病気や発達障害などの基礎疾患のある方
- 以前ワクチン接種後2日以内に、発熱、発疹、じんましんなどがみられた方
- 以前けいれんを起こしたことのある方
- 過去に免疫不全と診断されている方、近親者に先天性免疫不全症の者がいる方
- ワクチンに含まれる成分にアレルギーがある方
- 周囲で麻しん、風しん、おたふくかぜ、水痘などの病気が流行していて、その病気にかかったことが無い方
接種後の注意
- 接種後30分位は、医師とすぐに連絡をとれるようにしておき、お子さんの様子に注意しましょう。
- 接種当日は、激しい運動は避けましょう。
- 接種部位は清潔に保ちましょう。入浴は差し支えありませんが、接種部位をこすることはやめましょう。
副反応
接種後1週間は、副反応の出現に注意しましょう。
主な副反応は、接種部位の紅斑・腫脹(はれ)・硬結(しこり)・疼痛・圧痛で、全身反応として、発熱・易刺激性などが認められています。
お問い合わせ
台東保健所 保健予防課予防担当
電話:03-3847-9471
ファクス:03-3847-9424
