MR(麻しん風しん混合)ワクチン
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更新日:2025年2月27日
病気の概要
麻しんとは
麻しんウイルスの空気感染によって起こる病気で、感染力が強く、予防接種を受けないと多くの人がかかる病気です。
主な症状は、発熱、せき、鼻汁、めやに、発疹で、最初3~4日間は38度前後の熱が出て、一時おさまりかけた後に39~40度の高熱と発疹が出てきます。高熱は3~4日で解熱し、次第に発疹も消失します。
主な合併症としては、気管支炎、肺炎、中耳炎、脳炎があります。麻しんにかかった人は、数千人に1人の割合で亡くなっています。
風しんとは
風しんウイルスの飛沫感染によって起こる病気で、主な症状は、かぜ症状、発疹、発熱、後頸部リンパ節腫脹などです。
潜伏期間は2~3週間で、発疹、熱は約3日間で治るので、「三日ばしか」と呼ばれることがあります。
合併症として、関節痛、血小板減少性紫斑病、脳炎などが報告されています。妊婦が妊娠初期にかかると、先天性風しん症候群(心臓病、白内障、聴力障害)の赤ちゃんが生まれてくる可能性が高くなります。
接種期間・接種回数・費用
接種期間
- 第1期:1~2歳に至るまで
- 第2期:小学校入学前の1年間
接種回数
2回(第1期、第2期で1回ずつ)
費用
無料
接種方法
接種場所
区内の協力医療機関で実施しています。
なお、23区内の協力医療機関でも接種することができます。希望される場合は、その区または医療機関へお問い合わせください。
接種当日
予診票と母子健康手帳を、医療機関にお持ちください。
予診票
送付時期
- 第1期:生後11か月
- 第2期:接種期間(小学校入学前年度)の前の3月
予診票がお手元にない方へ
台東区に転入された方や紛失等により予診票がお手元にない方は、申請により窓口または郵便で予診票を発行します。
※接種時期に合わせて保健予防課から郵送で個別通知しておりますので、通常はお申し出いただく必要はありません。
窓口での発行をご希望の場合
台東保健所5階保健予防課または浅草保健相談センターで発行します。お越しの際は、母子健康手帳をご持参ください。
郵便での発行をご希望の場合
下記よりお申し込み下さい。
※申請からお手元に届くまで1~2週間程度かかります。
台東区外へお引越しの予定がある方へ
台東区外へ引っ越したら、台東区の予診票は使えません。
台東区の予診票を使って接種できるのは、 転出日の前日までです(「転出日」とは、台東区を転出後、新住所地で転入届を出す際の「異動年月日」をさします)。
転出日以降は、転出先の区市町村で予診票の発行手続をしてください。
接種にあたっての注意事項
接種が受けられない方
- 37.5度以上の熱がある方
- 重篤な急性疾患にかかっている方
- 今回受ける予防接種によって、またはワクチンに含まれる成分で、アナフィラキシー・ショックを起こしたことのある方
- 医師が不適当な状態と判断した方
接種を受ける際に医師との相談が必要な方
- 心臓病・腎臓病・肝臓病、血液の病気や発達障害などの基礎疾患のある方
- 以前ワクチン接種後2日以内に、発熱、発疹、じんましんなどがみられた方
- 以前けいれんを起こしたことのある方
- 過去に免疫不全と診断されている方、近親者に先天性免疫不全症の者がいる方
- ワクチンに含まれる成分にアレルギーがある方
- 周囲で麻しん、風しん、おたふくかぜ、水痘などの病気が流行していてその病気にかかったことが無い方
- ガンマグロブリン製剤の注射を受けたことがある方
接種後の注意
- 接種後30分位は、医師とすぐに連絡をとれるようにしておき、お子さんの様子に注意しましょう。
- 接種当日は、激しい運動は避けましょう。
- 接種部位は清潔に保ちましょう。入浴は差し支えありませんが、接種部位をこすることはやめましょう。
副反応
接種後4週間は、副反応の出現に注意しましょう。
主な副反応は、発熱と発疹です。他の副反応として、接種部位の発赤、腫脹(はれ)、硬結(しこり)などの局所反応、じんましん、リンパ節腫脹、関節痛、熱性けいれんなどがみられます。
まれに、アナフィラキシー、血小板減少性紫斑病、脳炎、けいれんなどの副反応が生じる可能性もあります。
関連情報
18歳以下の麻しん風しん混合予防接種未接種者へ接種料を助成しています
MR予防接種を定期接種期間内に受けられなかった18歳以下の方を対象に、接種費用の助成を行っています。
満19歳以上の妊娠を希望する女性とその同居者を対象に、風しんの抗体検査と予防接種の費用助成を行っています。
お問い合わせ
台東保健所 保健予防課予防担当
電話:03-3847-9471
ファクス:03-3847-9424
