BCGワクチン
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更新日:2016年4月1日
結核とは
2万人を超える患者が毎年発生しており、大人から子どもへ感染することも少なくありません。主な症状は、咳、痰、発熱等の風邪のような症状になりますが、腎臓、リンパ節、骨、脳など全身に影響が及ぶことがあります。
乳幼児は結核に対する抵抗力が弱いので、全身性の結核にかかったり、結核性髄膜炎になることがあり、重い後遺症が残る可能性があります。
対象者・接種回数・接種時期・費用
対象者
0~1歳に至るまでの方
接種回数
1回
標準的な接種期間
生後5~8か月に至るまで
費用
無料
接種方法
接種場所
区内の協力医療機関で実施しています。
なお、23区内の協力医療機関でも接種することができます。希望される場合は、その区または医療機関へお問い合わせください。
接種当日
予診票と母子健康手帳を、医療機関にお持ちください。
予診票
送付時期
生後4か月
予診票がお手元にない方へ
台東区に転入された方や紛失等により予診票がお手元にない方には、申請により窓口または郵便で予診票をを発行します。
※接種時期に合わせて保健予防課から郵送で個別通知しておりますので、通常は申請する必要はありません。
窓口での発行をご希望の場合
台東保健所5階保健予防課または浅草保健相談センターで発行します。お越しの際は、母子健康手帳をご持参ください。
郵便での発行をご希望の場合
下記よりお申し込みください。
※申請からお手元に届くまで1~2週間程度かかります。
台東区外へお引越しの予定がある方へ
台東区外へ引っ越したら、台東区の予診票は使えません。
台東区の予診票を使って接種できるのは、転出日の前日までです(「転出日」とは、台東区を転出後、新住所地で転入届を出す際の「異動年月日」をさします)。
転出日以降は、転出先の区市町村で予診票の発行手続をしてください。
接種にあたっての注意事項
接種が受けられない方
- 37.5度以上の熱がある方
- 重篤な急性疾患にかかっている方
- 今回受ける予防接種によって、またはワクチンに含まれる成分で、アナフィラキシー・ショックを起こしたことのある方
- 医師が不適当な状態と判断した方
- 外傷などによるケロイドが認められる方
接種を受ける際に医師との相談が必要な方
- 心臓病・腎臓病・肝臓病、血液の病気や発達障害などの基礎疾患のある方
- 以前ワクチン接種後2日以内に、発熱、発疹、じんましんなどがみられた方
- 以前けいれんを起こしたことのある方
- 過去に免疫不全と診断されている方、近親者に先天性免疫不全症の者がいる方
- ワクチンに含まれる成分にアレルギーがある方
- 周囲で麻しん、風しん、おたふくかぜ、水痘などの病気が流行していて、その病気にかかったことが無い方
- 家族に結核患者がいて、長期に接触があった場合など、過去に結核に感染している可能性がある方
接種後の注意
- 接種方法は、管針法といったスタンプ方式で上腕の2か所に押し付けます。接種部位は、日陰で乾燥させてください。
- 接種後30分位は、医師とすぐに連絡をとれるようにしておき、お子さんの様子に注意しましょう。
- 接種当日は、激しい運動は避けましょう。
- 接種後10日頃に、接種部位に赤いポツポツができ、小さいうみがでることがあります。接種後4週間頃に反応が最も強くなりますが、その後はかさぶたができて、接種後3か月までには小さなあとが残るだけになります。これはワクチン接種により抵抗力がついた証拠で、自然に治ります。ただし、接種後3か月を過ぎても、接種部位がジクジクしているようなときは医師に相談してください。
- 接種部位は、上記のような赤いボツボツができても、包帯をしたり、バンソウコウを貼らずに、清潔に保ちましょう。入浴は差し支えありませんが、接種部位をこすることはやめましょう。
副反応
接種後、4週間は副反応の出現に注意しましょう。
まれに腋窩リンパ節腫大がみられることもありますが、通常は接種後6か月までに自然消退します。
重い副反応として、全身播種性BCG感染症、骨炎・骨髄炎がありますが、発生頻度は200万人に1人位です。
また、結核に感染した状態でワクチンを接種すると、接種後1~2日で局所に強い反応(発赤・硬結)が出現することがあります。このような反応がみられた場合は、すぐに保健所に連絡してください。
お問い合わせ
台東保健所 保健予防課予防担当
電話:03-3847-9471
ファクス:03-3847-9424
