竜泉寺町遺跡竜泉二丁目10番地点出土近代資料
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更新日:2025年5月22日
台東区教育委員会
令和7年登載
本資料は令和4年の調査で出土しました。
調査地は、明治時代になると川路利良(初代警視総監)の屋敷が置かれました。その後明治時代の終わりごろには、調査地近くに旧龍泉尋常小学校が置かれ、宅地化が進んでいきました。大正時代に起こった関東大震災では、台東区の低地部分はほとんど焼失しましたが、調査地も例外ではありませんでした。今回の発掘調査では、燃えてしまった町の区画がそのまま見つかりました。
燃えた町の跡から、近くの旧龍泉尋常小学校で児童が使用したと思われる文房具(鉛筆や絵の具入れなど)や、遊びに使用したと思われる石けり用のガラス製品など大量の遺物が見つかりました。
今回登載した遺物は、近代期における土地利用の変遷と、関東大震災時の様相を知ることのできる貴重な資料です。
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